さて、なつじかんさんへの王様パイのお届け当日(10月31日)
ドリュール一回目を朝一番で塗ります
「あれ?王様パイの上下、逆じゃない?」
と思わる方もいらっしゃるかも・・・?
実はこうなってます
あ、ドリュール垂れてますね
これはダメな例ですよ
で、以前はこんな風に焼いてました
今でも逆折込パイ生地はこちら向き出焼いています
実は、クリームをたくさんつめたり、フィリングに果物等の副材料を入れた場合
普通折込パイ生地と即席パイ生地では
焼成中に閉じ目からクリームが あふれだす事があるのです
(これを我が家では「ぷちゅう事件」と呼んでいます)
同じように成形していても、
なぜか逆折込生地ではぷちゅう事件は起きたことが無いのですが・・・
一般にガレット・デ・ロワを成型する際には
周囲に包丁で切りこみを入れてしっかりととじ合わせますが
私が行っている成形方法では
焼きあがりの層を派手に立ちあげたい、という見た目の自己満足のために
包丁での閉じ込みを行っていないので、
指で押さえていない部分の生地の密着が弱いのだと思います
で、ぷちゅう事件に悩まされていたある日、
レシピ本(確かこちらの本「プロのための製菓技法 生地」)を読んでいたら
上下さかさまで焼成に入るレシピを見つけたんですね
で、真似してみたらば、ぷちゅう事件が起こらなかった、と
それ以来、普通折込と即席パイ生地はこの方法で焼いています
この方法で焼くと、
ぷちゅう事件が起こらない、という以外にも
そのまま焼く場合との違いがあります
その件については、長くなるので、また、後日
さて、脱線しましたが
一回目のドリュール後、一時間休ませ
二回目のドリュール塗り、また一時間休ませ・・・
いよいよ焼成に入ります
と、その前に、表面に模様付け
この作業に欠かせないのがこちら!
製菓用の商品は20cm以上の大きなものが多いですが
こちらは18cmと小ぶりでめっちゃ使いやすいです♪
そして焼成
出来上がり~!
こちらは即席パイ生地
パイ生地表面
層はこんな感じで、ちょっとハニカム(蜂の巣状)っぽく、ランダムに入ります
もう一台
こちらは普通折込パイ生地
表面はこんな感じ
即席に比べて、ツルンとした仕上がりに
層は一枚一枚が何となく主張している感じ
即席との違い、わかります?
ペーパーナフキンでお化粧した紙皿に
レースペーパーを敷いた上にのせて、お出かけ準備
コレールのレンジカバーをかけて
こんな感じでケーキ用保冷バッグに入れて持ち運び
なつじかんのお店では
ゲストさん3名を含む女性6人でガレット・デ・ロワ・パーティー♪
カットした断面がこちら
即席パイ生地&ピスタチオ・アーモンド・クリーム&二種類のチェリー
と、
普通折込パイ生地&紅茶のアーモンド・クリーム&自家製栗の渋皮煮
そして、見事に隠れていたフェーヴ
作った本人が引き当てるという、
一番、場が盛り下がるパターン・・・
もう一方はゲストさんに当たり
それなりに盛り上がって会は終了しましたけども・・・
そういえば、店長
もう何度も一緒に王様パイを食べてるけど
一度もフェーヴを引き当てたこと、無いよね・・・?
つぎは当たるといいね♪