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「コロレ」別館

サイト「コロレ」のブログ出張所です

何気ない日々をいろどる、ちいさなニュースを、つぶやいています

「ロミアス」、という名の、お菓子の話

a-00.お菓子作りのこと a-060.クッキー生地

最近、

「ロミアス」作りに、はまっています

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「ロミアス」とは

理研究家であり、政治家でもあった藤野真紀子さんが

その著書「語り継ぐお菓子たち」で紹介された

伝説の(?)薄焼きクッキーです

 

何が「伝説」なのか、というと、

数ある藤野さんの著書の中でも、

数冊でしか紹介されていないこと、

しかも、そのうちの2冊は絶版

なので、「ロミアスの作り方」を探している人が、大勢・・・

そういう事情があるにも関わらず、

コピーレシピがそれほどネット上に出回っていないこと、

また、

「コレ」を作るには専用の口金が必要で、

この口金がまた、高価であること、等々・・・

 

とにかく、ちょっと、

いわくつきのお菓子なんですよね

 

そんな、「ロミアス」

 

レシピは

藤野さんがフランスの製菓学校に在籍されていた際に

習得されたものらしいです

 

なので、

フランスの伝統菓子?と思っていたんですが

フランス人にとっては

イタリアを連想させるクッキーみたいです

そしてさらに、アラブ系の方が多数レシピをUPされているので

オリジナルは中東系なのかもしれない・・・

結局、はっきりとはわからなかったんですけども・・・

 

と、

ここまで聞くと、

やっぱり気になるのが、

その、「レシピ」・・・ぢゃあないでしょうか?

 

私はすっごく気になったんで、

図書館で「語り継ぐお菓子たち」を借りて、

藤野さんのレシピを確認いたしました

なにしろ、こちらの書籍の方は絶版で

プレミアもついちゃって定価よりお高いんですもん・・・

 

ここでそれを丸写ししてしまうのは問題があると思うので

いろいろ調べてみたところ、

フランス語のサイトに、

藤野さんロミアスに、かなり近いレシピがあるのを発見しました

ってか、材料や重量の割合的には、ほぼ、一緒です

 

それが、

こちら↓

lallalatifa.com

リンク先サイトには作業工程の写真もあります

 

内容を簡単に訳しますと・・・

 

*クッキー生地* (約40枚分)

食塩不使用バター 125g

粉糖 50g

卵白  20g

薄力粉 150g

塩、バニラ、ベーキングパウダー 各1gづつ

 

作り方は一般的なクッキーと同様です

ポマード状に柔らかくしたバターに、

粉糖を加え、滑らかなバター生地を作ります

そこに、卵白を少しずつ加えていきます

卵白が全て入ったら、

薄力粉・塩・バニラ・ベーキングパウダーを加え、

生地をまとめます

参考サイトでは粉糖以外はすべて、ハンドミキサーで混ぜ合わせているようです

わたし的には、粉類は一度混ぜ合せてふるっておきたいところ

生地が出来たら、絞り袋に詰め、リング型に絞り出しておきます

 

*キャラメル生地*

生クリーム(?) 60g

グルコース 60g

ブラウンシュガー 60g

スライスアーモンド  60g

 

生クリーム、グルコース、ブラウンシュガーを

鍋に入れて火にかけ、沸騰させます

沸騰したら、アーモンドを入れて混ぜ合わせ

加熱を続けながら、1分程度かき混ぜて、出来上がり

キャラメルフィリングが出来上がって後のことは記載がありませんが、

キャラメルが冷えてからでないと生地に詰められないので

バット等に広げて冷ます作業が必要かと思います

スプーンなどを使い、

リング状に絞り出したクッキー生地の真ん中に

キャラメルフィリングを詰めます

日本のサイトでは、

出来上がったキャラメルフィリングをクッキングシートに広げ、

棒状にまとめた後、冷蔵庫で冷やし固め、

包丁でカットして生地にセットするレシピが主流です

 

生地の準備が出来たら、

余熱したオーブンにて、170度10分ほど、焼成します

参考写真の焼き色からもわかるとおり、

焼成時間10分ですとかなり焼きが浅い仕上がりになります

キャラメルフィリングをカリカリにするには

もう少し焼き時間が長めの方が良いと思います

オーブンにもよりますが、だいたい15分くらいでしょうか?

 

*補足*

生クリーム(?)と書いた部分ですが

レシピでは「crème fraiche cuisson」と記載されていました

訳すと加熱調理用生クリーム?という感じなんですが、

特にそういう商品があるわけではないようなので

生クリームでよいのかな?と思います

ちなみに、この部分、藤野さんのレシピではバターが使われています

 

また、レシピにあるグルコースですが、

砂糖の再結晶防止と滑らかさを出すために使用されています

しかし、

参考サイトの写真にあるような、水あめ状のグルコース

日本では市販されておらず

藤野さんのレシピでもコーンシロップが使用されていました

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ただし、藤野さんの著書では、水あめでも代用可との注意書き有

 

ロミアス風のアレンジレシピでは

水あめや蜂蜜で代用されるケースが多いようです

 

ちなみに、コーンシロップを使用すると

独特のパリパリ感が得られ、キャラメル部分がやや湿気にくい気がします

ただ、グルコースもコーンシロップも、

一部では非常に評判の悪い糖類なので

水あめや蜂蜜での代用で十分ではないかと思っています

 

さて、

今回、

いろんなレシピを拝見して、気がついたことなんですが、

Romiasの原型はラング・ド・シャではないかな?と。

証拠は、ありませんけども・・・

 

ラング・ド・シャの材料は、

一般的には「バター」「砂糖」「卵白」「小麦粉」が同量使用されます

 

ここから、

Romias独特の模様を美しく出す目的から、

保形性を高めるためにバターと卵白を減らし、

中央のキャラメル部分との味の兼ね合いから、

クッキー生地中の砂糖分を減らし・・・という流れで

Romiasのレシピが成立したのではないかな?と、思ったわけです

 

と言いますのも、

「Romias」のレシピ自体は

使用される材料の過多で、十人十色のバリエーションがあるのですが、

バターが多め、砂糖が多め、などなど 

どのレシピにおいても、

「卵白のみが使われる」

という部分は、共通していましたので・・・

参考にしたのは以下のサイト他多数・・・ 

- Recette "ROMIAS AU SÉSAME" - Dans la peau d'un chef - France 2

- Recette "biscuits coeur de nougatine ou Romias" la-recette-de-cuisine

- Les Romias - Blog de cuisine créative, recettes / popotte de Manue

- ******* Biscuit romias ******* - Le blog de Oum Fadwa

- Biscuits Romias / cuisine de fadila

出来上がりの写真を見ると

それぞれの分量の違いが結構仕上がりに影響していて

興味深いです 

 

さて、

「藤野さんの”ロミアス”」の作り方ですが、

語り継ぐお菓子たち  

藤野真紀子お菓子の贈り物 (扶桑社MOOK)  

に載っています

私は未確認ですが他にも載っているレシピ本はあるようです

 

これらは二冊とも絶版ですので、閲覧するには

図書館で借りるか、古本を購入するか、になってしまいます

が、

語り継ぐお菓子たち」の方は

プレミアが付いて価格が定価以上になってますので 

他に目当てのレシピがないなら

わたし的には「お菓子の贈り物」の方がおススメです

 

 

私もこちらをマーケットプレイスで購入しました

「語り継ぐ~」より行程写真が少なめで、

お菓子作りに慣れたひと向けな感じですが・・・

載っているレシピがかなり私のツボでした

Amazonの商品ページで目次が確認できます 

 

Romiasネタは、まだまだ続きます

 

次回は、

ロミアスに使われる

「サルタン口金」について

語ってみたいと思います

次の記事はこちら → 「ロミアス」につかう、『サルタン口金』、の話 - 「コロレ」別館

 

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おそらく、

数ある口金の中で、最も高価な、サルタン口金は

使いこなすのが難しい、じゃじゃ馬さん、でもあるのです・・・