国産春柑橘の季節は、
とっくに過ぎ去ってしまったんですけれども、
もう一回だけ、
国産オレンジで作った副材料の、話。
製菓材料に、
なるものがありまして、
非常に興味をもった過去があります。
主に焼き菓子の風味づけに、
オレンジの皮のすりおろしの代用として使われるようなのですが
こちら↓の商品は特に口コミ評価が高くて、
ものすっごい、気になってました
|
この他にも、オレンジビターペーストやうめはらのオレンジクリーミーペースト等、
おそらくは似て非なるもの、なのでしょうが、類似製菓材料がいくつかあります
ただ、買うと高いし、送料もバカにならないので
自分で作れないかなぁ、と、考えて、出来たのが、
こちら↓のレシピです
すりおろした皮を、果汁と砂糖に浸けてなじませた後、
軽く加熱して保存性を高めたものです
焼き菓子の風味づけに使う分には、
まあ、問題の無い仕上がりだったんですが
すりおろした皮の粒粒が、
かなりはっきりと残っているので
バタークリームなどに加えた際には、
若干、舌に残る感じが気になっていました
クックパッドのレシピ中にも書いてありますが、
ミルサーにかけたり、裏ごししたりという手間をかけても、
思ったほど舌触りは改善しなかったので、
今は、焼き菓子中心で使っています
で、
ここからが、最近の話なんですが・・・
先日からお話している通り、
今年の春はオレンジ・ピール作りに熱狂いたしまして
セミノールでも、
オレンジ・ピール作りを試みたわけです
セミノールをご存じない方にはイメージしづらいかもしれませんが、
この柑橘は、温州みかん並に、皮が薄くてもろい品種なんです
この皮をオレンジ・ピールにしようと思いついたこと自体、
すでに、今では、理解できない、自分がいる
それで、
茹でこぼし等の作業を進めるうちに、
皮がくたくたに煮えてしまって、
「もう、ちょっと、オレンジ・ピールとか、無理でしょ(心の声)」
|||(-_-;)||||||
という状況に陥ったわけです・・・・・
それでも、なんか、執念?で、
砂糖煮の工程まで進んでしまいまして・・・・・
途中でマーマレードに路線変更しようかとも思ったんですが
実をすでに食べてしまったあとだったので、
それもできず・・・・・
マーマレード作りには、果肉部分も必要になります
ただ、この、くたくた加減が、
冷静に見てみると、
なんか、いい感じで「くたくた」なんですよね
そこで、
ミルサーにかけてみることに・・・・・!
そして!!
できましたよ!
とろんとろんの、柑橘ペースト!!
厳密にいうと、セミノールにはオレンジの遺伝子が入っていないので、
一般にイメージされるオレンジの香り(バレンシア・オレンジの香り)とは
若干違うんですが、
製菓副材料として、十分に使い道のあるペーストに、仕上がりました!
後日、
コルドンブルーのチョコレートの本を見ていたら、
オレンジのパート・ド・フリュイをコーヒー風味のがナッシュと共に
ボンボンに仕上げるレシピがあって、
そこにオレンジ・ペースト(レシピではオレンジのコンポートとされている)の
作り方が載っていました
なんと、オレンジを丸ごと煮て作るんですねっ!!
この発想は無かったです・・・・・
_φ(。_。*) なるほど~
次回は、『丸ごと煮る』というのも、
試してみたい!!
目からウロコの情報満載!
おススメのチョコレート教本です
そんなこんなで、
2017年の柑橘マイブーム期間は終了しました
オレンジ系の副素材がたっくさん出来上がったので、
次は製菓に励みます!!!
っと思っている間に、夏到来・・・・・
暑すぎて、焼き菓子を作る気分になれないという、
情けない体たらくを、さらし中
早く涼しくならないかなぁ・・・・・
夏は、始まったばかり・・・だけどねぇ・・・・・