おうちパティシエの、
三大あこがれアイテム(※注)のひとつ、
『非接触温度計』 ゚☆+..。*゚+.:*゚:.。:.
を、買いました
※注;Maiko調べ
ちなみに、この他には『キッチンエイド(スタンドミキサー)』、『糖度計』がある
「あると、便利♪」とは聞いていましたが、
これがこれが、
超、超、便利 ♥
購入したのは、こちらの商品↓
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ただ、実は、
こちらの商品を購入する前に、
もっと安価な別の商品を購入したのです
ところが、その商品、
電池をセットしても電源が入らない初期不良品でした
もちろん、交換を依頼した訳ですが、
その際のお店側の対応が非常によろしくなくてですね・・・
結局製造メーカーを巻き込んでの大げんかトラブルに発展!!
ちょっと、久々に電話口で怒鳴ってしまった
それがこちらのお店の、この商品↓
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初期不良自体は、仕方のないことだと思います
製造元のA&Dさんの対応も、悪くはなかったです
ただ、なんと言うか、マジで不快な思いをしたので、
結局、返品⇒購入キャンセル⇒返金⇒別商品を買い直し、という結論に至りました
非接触温度計(赤外線温度計、又は、放射温度計、とも呼ばれる)には
たくさんの種類があるので、
かなり色々悩んだんですが、
『測定温度誤差;0 °C ~ 65 °C の間で ± 1 °C』
という部分が決定打となり、
最終的に、フルークに決めました
参考;フルーク社・製品情報 | FoodPro / FoodPro Plus 食品用 放射温度計 | Fluke
冷静に考えると、
「一度は購入を決断したものの、返品した商品」の、倍のお値段なんですよね・・・・・
上記のようなトラブルの後だったので、
金額的には思考のタガが外れた状態での決断でした(汗)
そもそも、
非接触温度計の購入を考えたきっかけは、
『チョコレートのテンパリング作業』
非接触温度計があれば、絶対便利!という確信がありました
と、なると、
1℃、2℃の差が成否にかかわるテンパリング作業に
「使える」精度を持つ温度計である必要があったのです
私が調べた限り、
『測定温度誤差; ± 1 °C(ただし、0 °C ~ 65 °C の間)』を謳っているものは
フルークのフードプロだけでした
けども、
値段が高いので、一旦はあきらめたのです
ところがその後、A&Dとモメたので、
最終的にフルークに寝返っちゃった、と。
ただしこの商品、
お値段が高い割に、
出来ることは、たったひとつ
緑のボタンを押すと、
温度が表示される。
ただ、それだけ、です
本来は食品管理専門の温度計なので、
HACCP(食品の製造工程における品質管理システム)に基づいた
危険度を示すライトが点灯する、というのもこの商品の目玉なんですが、
個人的には、まったく活用していない(出来ていない??)機能。
例えば前述のAD-5611Aだと、 測定中の最高測定温度を同時表示できたり、
佐藤計量器の食品用放射温度計SK-8920などは放射率を変更できたりと
非接触温度計は「多機能であることがウリ」の商品がメジャーです
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こちら↑の赤外線温度計は放射率が三段階で変更できます
「放射率」は物体によって異なり、より精度の高い測定には
対象物の放射率に近づける必要があるのでこの機能は便利といえば便利。
上記の機種は測定対象物に近いイラストを選んで放射率を変更できるようですが
実際のところ、正確に放射率を設定するのには、なかなか面倒な作業が必要
参考 ⇒ 放射温度計Q&A 放射率の正しい設定方法
上記機種の商品レビューは、こちらのページが参考になります
⇒『食品用放射温度計 SK-8920』 教えて!「私のマスト・バイ」アイテム | 【cotta*コッタ】
そう考えると、
『ただ、ただ、温度を測るだけ』
に、13,000円ってのは、高すぎるんじゃ、ないのかい?と、
思わなくもないですが、
結論から言うと、
『確かに高いけど、超、おすすめ!!』
です。
ちなみに、放射率に関してですが、
測定対象物が50℃の時、放射率に5%の差が生じても、
測定される温度の差は±1℃程度らしいです
ですので、製菓・調理の場面使用に限るならば、
放射率の変更はできるが、測定誤差が±2℃のものと、
放射率固定でも、測定誤差が±1℃のものとを比べたとき、
「放射率が変更できる」ということのメリットは、それほどないと感じました
それに、フードプロ君は、
なんと言っても、
コンパクト!
軽さも、自慢!
見えにくいですが、「99g」
しかも、防水仕様!!
洗えるらしいです
私は水洗いしたこと、ないんですけども・・・
製品仕様には「IP54 等級の密閉性」とあります
これは、水道水での水洗いには耐えられる程度、と解釈できるようです
参考⇒ タキゲン製造 株式会社「防水規格 IP表記」
もう、ホントに便利で、
製菓や、それ以外でも、
ほぼ、毎日使ってます
例えば、
出来上がったジャムの温度計測
出来上がったジャムを、おすそわけ用にラミジップでパッキング
ラミジップは耐熱温度85℃なので、
ジャムの温度がそれ以下になっているか、を、温度計で確認しています
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天ぷら油の温度を測ったり・・・
照射された赤外線が反射して、周囲が真赤・・・
少々コワイ絵面ですが、周りが燃えているわけではないですよ
意外なところでは、
娘の歯科矯正具洗浄用の入れ歯洗浄剤使用時の湯温測定に便利だったり・・・
樹脂製の入れ歯や矯正具は高温に弱いみたいですが、
洗浄剤を使う場合、50℃程度のお湯を使う方が洗浄効果があるんだそうで・・・
高価な矯正具を傷めないよう、湯温には気を使います
このような、
人肌以上で、沸騰状態でない、
見た目では分かりにくい「微妙な温度」が、
手間無く測れる、というのは
思っていた以上に、ものすごく便利!!!
です。
ただし、
測定が苦手なものもあります
沸騰しているお湯とか、煮詰めたシロップとか・・・
どうやら、沸騰しているものが苦手な様子
接触式温度計よりも、かなり低めに測定されます
蒸発中の水蒸気とか、気泡の表面とかを測ってしまっている・・・?のかな?
ですので、イタリアンメレンゲなどに使う煮詰めシロップには
アナログな接触式を使う方が無難です
たぶんこれは、フルーク君に限らず、
非接触温度計全般に言える苦手項目ではないかと・・・
コレを言うと元も子もないんですが、
非接触は、あくまで非接触。
「本当の温度との差がありえる」可能性は、
常に頭に入れておいた方が良さそうです
加熱中の個体や、高温の液体の場合、
表面温度と中心温度が違うというのは大いにあり得ることですし
ところで、
あれほどこだわった「測定精度±1℃」ですが、
ぶっちゃけ、私に必要だったかどうか・・・・・
自信は、ないです
というのも、チョコレートの温度確認には
こちらを使っているから。
テンパリング後の温度管理には
接触式温度計の方が断然有利
その都度しか温度が測定できず、
また、
表面温度を測定しがちな非接触温度計は、
やっぱり不向き、と、言わざるを得ないです
この商品は、安価なのに、測定精度±1℃!!
全長15cm弱と小さめなので
チョコレート作業中に邪魔にならず、かつ、
湯せん鍋から転がり落ちる心配もなく、と、
大活躍中!!!!!
ただし、現在は、並行輸入品の取り扱いしかないので
保証が付いていないのが難点・・・・・
以前の正規輸入品(?)時のレビューも参考になります
⇒ ThermoProクッキング料理用温度計 TP-01
少なくとも、
テンパリングの作業中には、フードプロ君が大活躍しているし、
テンパリングの失敗も減ったので、
その精度の価値は、あるんだと思います
高価な買い物だったので、そう思いたいです・・・
お菓子作りが趣味の方で、
非接触温度計の購入を迷っている方は多いと思うんですが・・・
「とにかく、便利ですよっ!!」
絶対に、買って損はないと思います。
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その後もあちこちで赤外線温度計の情報を見てますが、
個人的にはやっぱり、フードプロが一番おススメだと思ってます!