5カ月越しの、シュトレン
5月14日の、母の日に、
昨年12月に作ったシュトレンの
最後の一本を、切りました
自宅用に、取り置きしてあったんですが、
何となく、切る機会を逃したまま、
クリスマス・シーズンが、終了。
そのままずるずると、年を越しそうになったため、
プレスンシールできっちり密封した後、
冷暗所にて、熟成させることに、したものです
忘れ去られていた、とも、言う。
シュトレンは、特に、年配のご婦人方に、
非常に受けの良いお菓子のようで、
実母・義母ともに、シーズンOFFにもリクエストされるほど
しかしながら、
クリスマス時期以外には全く作る気にならない不思議。
良いチャンスなので、
この機会に、カットして、
両家の母たちに、プレゼントすることにしました
まずは、粉糖で、お化粧直し
そして、カット
あ、ドライフルーツがだいぶ片寄ってますね・・・・・
真ん中に巻き込んだマジパンが、
いい感じの餡子になってます♪
ちなみに、若いシュトレンには、
マジパンの粉っぽさが残っています
こちらは↑ピスタチオのマジパンを巻き込んだシュトレン
作って、わりとすぐにカットしたもの
まわりの濃い緑がなじんで餡子状になったマジパンで、
中ほどは、まだ、そのままの状態です
残った端っこを食べてみましたが・・・・・
「味がなじむ」の域を通り越して、
パサパサ?もそもそ?に、なってました
そこで、
オーブントースターで焼き直し
そしたら!
めちゃくちゃおいしかったですっ!!!
端っこのほんのひと欠片でしたけど・・・
今回の熟成シュトレンは、
普通に粉糖をまぶして仕上げた物を、
何となく長期保存コース送りにしちゃったものでしたが・・・
ご覧の通り、
生地の水分を砂糖が吸い出してしまった感があるので、
その分、生地が乾いてしまってるのではないかと・・・
次回、長期保存するものは、
化粧仕上げをせず、作ったらすぐに、密封してみようと思います
さて、
今回のラッピングでは、
アルコール揮散剤なるものを使用してみました
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「一般家庭で個人が使用する」という意味では
気休め程度で使うのが無難かとは思いますが、
脱酸素剤と比べると、
なかなか使いやすくて気に入っています
ガスバリア袋でなくて良い、作業時間の制限が長い、等々
詳しい解説は、こちら⇒ アルベール(アルコール揮散剤)|商品紹介 | 鳥繁産業
ただ、
お菓子に密着させて使用すると、
アルコール成分がかなり強く移るように感じました
そのまま食べると、敏感な人は酔っぱらうかも・・・?!
今回は、シュトレンやミニタルトなど、
焼き直して食べてもらうことを前提としたお菓子に使用したので
気前よくぶっ込みましたが・・・・・
そのまま食べるお菓子、
例えば、マドレーヌやフィナンシエなどに使用する際は
じかに触れないように、封入方法を考えるか、
使用量を加減するか・・・
趣味の手作りお菓子の場合、
何週間も日持ちさせることを前提にはしていないので・・・
何か対策をした方がよさそうです
母の日に、プレゼント。
喜んでもらえたようで、
よかったです
『ナチュラルキッチン』さんのレーズンを、食べ比べ
『 こだわり食材 572310.com 』で、
レーズンを買ってみました
「572310」で、「粉に砂糖」という、しゃれが利いている・・・ようだ
たかが、レーズン。
されど、レーズン。
ナチュラルキッチンさんには、
レーズンだけで、9種類の取り扱いがあります
今回は、そのうち6種類をお試し購入
そこで、
当ブログ恒例(?)の食べ比べレビュー♪
まずは、
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今回購入した中では、
一番「普通のレーズン」に近い味だったと思います
かすかなレーズンの臭みと、口に残る ねっとり感
「レーズンが苦手」という方は、たぶんコレ↑が苦手なんだろうな、と、
妙に納得してしまう「レーズンらしさ」があります
房干しなので、一般的なレーズンよりは甘みが強いと思います
ただ、今回購入したレーズンの中で他品と比べると
味?香り?の印象は薄めに感じました
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その名の通り、マスカットの風味を強く感じるレーズンです
酸味と甘みのバランスが良く、
噛めば噛むほどじわじわ甘味が強くなっていく感じです
ややしっとりとした感触で、表面に多少ベタ付きがあります
商品説明に「グミのような食感で・・・」とあり、
日付の古いレビューにも、そのような意見が目立つのですが
私が食したものはそこまでの噛みごたえはありませんでした
【 オーガニック・オーストラリアン サルタナレーズン 300g 】
現在欠品中
今回購入した中では一番甘みを感じたレーズンです
商品レビューでも「とにかく甘い」と言う意見が目立ちますね
酸味はほとんどなく、
かすかに皮の渋みを感じました
個人的には、コストコのグリーンシードレスグレープを思い出す味だった・・・
【 オーガニック・ダイヤモンド・マスカットレーズン 300g 】
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今回購入した中で、一番感動したのがこちらのレーズン!
全体的にねっとりしていて、皮を感じません
ほどほどに甘く、淡い酸味、味の個性は強くありませんが、
それぞれに程よい感じで嫌味がないです
そして、このレーズンには、
爽やかで奥行きのある、何とも言えない、華やかな香りがあります
ただ、この匂い、
駄菓子の、安っぽい「ぶどうの香り」にも似ていて
良し悪しは、好みの分かれるところかもしれません・・・
【 オーガニック・ミッドナイトビューティ レーズン 300g 】
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見た目通り、濃厚なうまみのあるレーズンです
皮が厚めで存在感があるので、
食べ始めは皮の渋みが気になり、あまり実の味を感じませんが
噛めば噛むほど甘味と酸味が濃くなっていきます
ただ、粒の個体差が、このレーズンは特に大きくて、
その分、味の個体差も大きかったように思います
皮が分厚いので、小さい粒だと皮の味しか感じない・・・・・
ちなみに、
「レーズンが大大大好き!!!」
を公言する実弟家(夫婦二人と子供三人)では
満場一致で、この「ミッドナイトが一番おいしかった!!!!!」、
と言っていました
レーズン好きがはまる味、なのかもしれません
【 グリーンレーズン 200g 】
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そして、最後に、グリーンレーズン
私が撮った写真では、かなり渋めの色に写ってますが、
実物はもう少し鮮やかな黄緑色をしています
かといって、商品写真ほど鮮やかな黄緑色でもないかな・・・?
さわやかな酸味のあるレーズンで、
後味にも残るほど、酸っぱさが強めのレーズンです
かなりしっかり目に乾燥されているので、
食感に、しっとり感とか ねっとり感は無く、
味も感じにくいのですが、
その上、すべてを帳消しにするくらい酸っぱいですし・・・
実のところ、ミッドナイトより甘いかも?と思うくらいの甘味もあります
以上が、
それぞれのレーズンの感想です
左から;ミッドナイト・房干しトンプソン・オーストラリアンサルタナ・サンマスカット・ダイヤモンド・グリーン
で、
食べ比べて感じた味の違いを、私の感覚で並べてみると・・・
≪ 甘味 ≫ 甘味の強いものから順に
オーストラリアンサルタナ ⇒ サンマスカット ⇒ ダイヤモンド
⇒ 房干しトンプソン ⇒ ミッドナイト ⇒ グリーン
≪ 酸味 ≫ 酸味の強いものから順に
グリーン ⇒ サンマスカット ⇒ ダイヤモンド
⇒ オーストラリアンサルタナ ⇒ ミッドナイト ⇒ 房干しトンプソン
≪ 香り ≫ 香りの良いものから順に
ダイヤモンド ⇒ グリーン ⇒ サンマスカット
⇒ オーストラリアンサルタナ ⇒ ミッドナイト ⇒ 房干しトンプソン
のような感じでした
ただし、先にも書いたように、
これらは私個人の感想です
科学的な数値による判断ではありません
特に、食の好みは人それぞれなので・・・・・
また、農産物の宿命とでもいいましょうか、
商品レビューを眺めていますと、
製品ロットや入荷時期によって、
かなり品質にばらつきがある様子がうかがえます
個人的にはナチュラルキッチンさんの製品管理体制を信頼していますが、
商品購入の際に同梱されるチラシの内容から、努力の様子がうかがえます
中には「ハズレ商品」もあるようだ、
と言うことをお伝えしておきます
ですが、わたし的には、
今回購入したレーズンはどれも本当においしかったです!
なにより、見た目は似たようなレーズンなのに、
ちゃんと個性の違いがわかる、というのが面白い!!!
『こだわり食材 572310.com』さんのレーズン、
おすすめです♪
5月20日から開催されるお買い物マラソンでは
レーズンの割引セールもあるようです
もっとお手軽にレーズンの食べ比べを楽しみたい方には
こちらがおススメ!
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カリフォルニアレーズンと、
今回ご紹介したミッドナイトビューティレーズン、オーストラリアン・サルタナレーズン、
サンマスカットレーズン、ダイヤモンドマスカットレーズンの
5種が入ったレーズンミックスです♪
なぜか、『こだわり食材 572310.com』さんでは売っていない、夢の商品です
スペキュロスの、木型
ベルギー名産のお菓子に、
『スペキュロス』という名のクッキーがあります
シナモンとクローブの香りが効いているクッキーで
日本ではロータスのキャラメルビスケットが手に入りやすく、有名です
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以前、本館の方で、
クリスマス菓子に使われるスパイスについて調べたことがあるのですが、
その際、スペキュロスについても、
その歴史から作り方まで、あれこれ、いろいろ、検索しました
⇒ Colore コロレ本館;西洋菓子のスパイス考 − スペキュロス
この、『スペキュロス』
現在は、いつでも買える「普通のお菓子」ですが、
元々は、
12月5日頃の聖ニコラウスの日を祝うための祝祭菓子だったようです
聖ニコラウスはサンタクロースのモデルになった、という説もあるキリスト教の聖人です
現在でもクリスマス時期には、祝祭の贈答用に、
主教の祭服を着た聖人を模したスペキュロスが
作られている、とのこと
スペキュロスの超有名店『メゾン・ダンドワ』の贈答用スペキュロス
15cmの手のひらサイズから、30cmを超える大型のものまで
木彫りのレリーフのように
細かい模様が描かれたこれらのスペキュロスは
専用の木型に生地を押し込み、ひとつひとつ型取りして、作られています
私は、クックパッドの方に、
本場のレシピを参考に、作りやすくアレンジしたレシピを
公開させていただいてるんですが・・・
この時には
普通のクッキーと同じように
平らに伸した生地を、菊抜き型で抜いて仕上げました
その当時(というほど、昔の話でもないですが・・・)日本で売られていた
スペキュロス用の木型というのは
かなり希少で高価な上、大型で、日常的には使いづらいデザインのものが多く、
取り扱い店舗も限られているという状態でしたので、
さすがに、自称製菓道具マニアの私であっても、
なかなか手を出せないお品ばかりだったのです・・・が・・・!
先日、楽天市場の馬嶋屋さんに、
スペキュロス用の木型が新入荷してました
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ひとつの内寸が約9cm×6cmと、
クッキーにしては、やや大ぶりな形ではありますが、
これまで国内で入手可能だった木型と比べれば、
随分と使いやすい大きさ&モチーフじゃないかなと思います
輸入元がオランダ、というのも、個人的にはポイントが高いかな?
ただ、はっきりオランダ製とは書いていないので、
中国製をオランダ経由で輸入、というオチも、アリですが・・・
さて、
この木型の使い方ですが、
型取りには、少々コツが必要なようです
私自身は使ったことがありませんので
You Tube先生にご教授願いましょう
木型に粉をふるい、生地を押し付けた後、
はみ出した生地をワイヤーでカットする方法がこちら↓
木型を使った成形は、5分20秒ごろから始まります
この他、
木型に油(たぶん・・・)を塗り、
はみ出した生地をナイフでカットする方法もあるようです
使用後の木型の取り扱いですが、
水洗いはなるべく避けた方が良いらしいです
水洗いすると、その度に木が水を吸い、
膨張⇒乾燥を繰り返すうちに、変形し、
型が割れやすくなるのだそう
この辺りの知識については
岡田吉之氏の著書で読んだ記憶が・・・・・
もちろん、スペキュロスのレシピも載っています
目次はこちら → ア・ポワン 岡田吉之 シンプルをきわめる 目次pdf
スペキュロスが旬なのは、一応、クリスマス時期なので、
これらの型が活躍するシーズンは、終わった感が無くはないですが・・・
来シーズンに向けて、要チェックだな、と。
製菓道具マニア(自称)としては、久々に、
鼻息が荒くなってしまう商品でした!!
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素朴な雰囲気がたまらない・・・