食パンで、バタースコッチのラスク
ちょっと、古い話になりますが・・・
前回ガレット・デ・ロワをなつじかんのお店にお届けした日、
余熱でオーブンを温める間、
ラスクを作りました
オーブンは、
お菓子を焼き始める1時間前には火入れを行うべきなんだとか
一般家庭にあるオーブンは小さいので
なおさらこの「1時間前の火入れ」が大事なんだそうです
あ、もちろん、焼くものの種類にもよりますよ
コールド・スタート(焼き始めと同時に火入れを行う方法)が普通の、
お菓子とかパンもありますから
でも、発想が貧乏人な私は
なにも焼いていないのに
1時間もオーブンを温めておく、というのが・・・
耐えられないっ!!!
と、いうことで、
パイなど、特に焼き始めの高温が大事なお菓子のときには
オーブンのウォーミング・アップに
それほどオーブンの温度を気にしなくてもいい「モノ」を焼いています
例えば、
食パンを賽の目に切ってスープ用のクルトンを作ったり
スライスアーモンド・ローストのストックを作っておいたり・・・
そして今回は、バタースコッチソースでラスクを作りました
「ラスク」と聞いて、
なんだか大層な作業を思い浮かべる方もいらっしゃいますが
基本はパンを焼いただけの代物なので超簡単です
まずはバタースコッチソースをパンに塗って
グラニュー糖をふりかけて、余分をはたき落とし
適当な大きさに切って、並べて、焼く!
出来上がり!!
焼成は160度25分から・・・
その日の湿度や、
塗ったバタースコッチの量によって若干出来上がりに差があるので
私は、温度を上げたり下げたり、時間を増やしたり、
様子を見つつ加減しています
ラスクとしては、
パンの水分がしっかり抜けたら出来上がり
食パンのラスクの場合、少し冷まして二つに折った時
軽い音を立ててポキッと折れるくらい乾燥していればOKです
バタースコッチのラスクの場合、
理想はバタースコッチソースがきちんとグラン・カッセの状態になっていること
グラン・カッセとは?→冷めた時に噛むとパリパリ砕ける砂糖の状態
こちらのページが参考になります;Sweet Factory 素材のはなし 砂糖について 砂糖の煮詰め温度
バタースコッチを使ったラスク作りでのグラン・カッセは
お焦げと紙一重だったりするので
本当に満足いく出来に仕上がるのは10回に1回とか、そんな感じですが・・・
少々出来が悪くても、美味しくいただけるのがラスクの良いところ♪
もちろん、バターを塗ってお砂糖をかけただけ、でも、美味しく作れます
簡単に作れるわりに、とっても喜んでいただけるラスクは、
手土産に、おやつに、受験勉強のお夜食に、と、色々使えて便利なアイテム
出来上がったラスクは、
湿気に気をつければけっこう日持ちしますので、
スーパーで、消費期限間近の値引きパンを見つけたら、
ぜひ、作ってみてください♪