シュトレン・チャレンジ 4回目
シュトレン・ショコラのレポートの前に、、、
今季4回目のシュトレンについて
12月に入り、気温も下がってきて、
バターを扱うお菓子には良い季節になりました
そこで、三度目の正直ならぬ、四度目のチャレンジ
そもそも「シュトレン」というのは、
寒い国ドイツの、クリスマスのお菓子なわけで、
大阪のぬるい気候で良いものを仕上げるのは、なかなか難しい、
と、いうことを、いまさら実感。
そういう意味では
日中の気温が20℃を下回るようになった今こそ
絶好のチャレンジ日和!!!♪
さて、
いきなり、今回の変更点
捏ね時間を20分から15分に短縮しました
これまでは、バターをしっかり生地に抱き込ませる目的で
生地をしつこいくらい長時間捏ねていました
が、
ホームベーカリーでは、
この間にモーターの熱が徐々にパンケースに伝わり
生地温度が上がって、
せっかく生地に練り込んだバターが
溶けはじめていることに気づきました
( ̄Д ̄;) ガーン
そこで、長時間捏ねたいけれども、生地温度は上げたくない、という
二つの要求を満たす捏ね時間を考えて、、、
まあ、だいたい15分くらいかなっ、と、言う結論に・・・
┐('~`;)┌ ケッコウ テキトー ナンダケドネ
本当は20分捏ねたいです
キッチンエイドのような、
モーターと作業ボウルが分離したツールがあれば
20分捏ねると思います
そして、捏ね終わったら、すぐにホームベーカリーから取り出し
ホコリよけ&乾燥防止のために、ラップをかぶせて
あたたかいキッチンから、我が家で一番室温の低い部屋へ速攻移動
発酵温度は15℃前後
おかげでバターは溶け出すことなく発酵終了
生地を出した後のパンケースには
前回のように、したたるほどのバターは残っていませんでした!
前回と同じ手順でドライフルーツをナッツを練り込みます
前回はこの後すぐに冷蔵庫保存をしましたが、
今回は、終始生地の温度が低い状態での作業で
あまり発酵が進んでいない感じだったので
ナッツ等を練り込んだ後、もう一度
一時間ほど寒い部屋で休ませてから冷蔵庫へ移動しました
そしていつも通り、一晩寝かせます
翌日、作業1時間前に冷蔵庫から生地を出します
こちらは今回の生地
そしてこちらは前回
違い、お分かりいただけますよね?
今回は、前回のように溶け出したバターの跡がありません♪
生地の温度をあげないように注意を払った甲斐がありました!
成形中にも、生地に余計な熱が伝わらないように心がけ、
最終発酵も室温の低い部屋で行います
北風の吹きすさぶその部屋の温度は・・・
いい感じです♪
前回「発酵は2時間で!」宣言をしましたが、前言撤回
これだけ温度が低いと、早々発酵するものでもないので
これまで通り2時間30分の発酵時間をとりました
こちらが発酵終了後、焼成直前の生地
今回は前回ほどは膨れていないと思います
そして焼成
生地と生地の間に、かなり幅をとって焼成したつもりでしたが
天板上でキツキツに・・・
焼成前にはそれほど発酵しているようには見えませんでしたが、
いざ、焼いてみると、結構膨れてますね
170℃で40分焼成後にオーブンーペーパーを外して、
20分ほど仕上げ焼き
できましたー!!
うん、いい感じじゃないでしょうかっ!!
そして、
ここでひとつの疑問点が・・・
「バターって、生地が熱いうちに塗るべきなん???」
これまでは、焼成後すぐに溶かしバターを塗っていたのですが
出来たての熱いうちに塗るバターは、
すっと生地にしみ込んで、
一度塗っただけでは、塗る前とさほど違いが分からない外見になります
それはそれで「風味をプラス!」みたいなポジティブな見方もあるんでしょうが
既にもうたっくさんバターを練り込んで焼きあげた生地に
更にバターの風味をプラスする必要があるのか?と、
貧乏性の私は思うわけです
もしも、このバターを塗る作業が、
シュトレン生地の乾燥を防ぐためであったり、
その後にまぶす粉砂糖の付きを良くするための
ファンデーション的目的であったりするならば
価値のあるものに思えてきますが
その場合、
必ずしも焼きあげ直後の生地の熱い状態で無くとも
目的は果たせそうな気がします
そこで今回は生地が冷めきってから煮詰めバターを塗ってみました
それがこちら ↓
つやつや♪
うん、わたし的にはダンゼンこちらの方がおすすめです
2016.11/10 前言撤回です
温かいうちに塗るバターには、それなりの意味があります
おススメは、焼成直後と冷めてからの、二度塗り
この件については、また後日、話題にしたいと思っています
粉糖の付きも良かったですし、
ドライフルーツからしみ出る水分で、
まぶした粉糖が湿気てまだらになる事件も軽減された気がします
参考にしたレシピの大半は
「焼成直後の熱いうちに溶かしバターを塗る」
となってましたので、大きな声じゃあ言えないんですけどね
ふう。
今季四回目にしてやっと満足いく出来になりました
もうちょっとレシピを安定させて、
来季くらいには是非!
HPのほうにレシピをUPしたいと思っています